小雪 散る 彼 の 横腹は

肉色の地肌 が 生々しく 露出していた

それは なにか 強い力によって

無理やり 引っぺがしたような

真新しい過去 の 痕であった


慌てて あたり を 見回す と

工事中の墓地 が 視界の先に とまった

さまざまな資材の中に 発破スチロールや

接着剤 と 思われるものが 置かれていた


ははん さては ここで 昼寝でもしてた なぁ …

切迫した緊張感が 一気に 吹き飛んだ

たしかに 気の毒ではあるが

なんて おっちょこちょ い なんだろう … と 思った

2002/02
i n d e x   ..........  t o p  ..........   [ 021 ]  ..........  b a c k  ..........  n e x t








SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送