2002/02



ずっと 逢えぬ 日々が つづいていた

ふと 視界 を こらすと

すっかり 寂しくなった 外人墓地に

ひとり うずくまる チビ の すがた が あった


「 もどってきたんだ! 」

喜々 と 勇んで 走りよると …

こぶしほどに 腫れあがった 怪しい影に

よろこびは 一瞬にして 消え去っていった


そして また ひとり 傷ついた 者 が そこに 居た

なんて 哀しい 再開なのだろうか …

あたし の こころは 今に も 泣き 出しそうな

鉛色 の 空 の 如く ガタ ガタ と ふるえていた
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