2002/03
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幸い チビ の 容態は 大事に 至らなかった
だが 再び 逢えぬ 日々 が 幾日と なく つづき
心配で … 心配で … たまらなかった
ようやく 彼女 の すがた を 視界に とめたとき
辺り は すっかり ハルめき うす紅色に 染まっていた
狂った 地球に 惑わされ 時 を ちがえた サクラ 花
押しよせる 花酔いの波に 怯えながら
ただ じっと 長嘆息 を 沈め 忍ばねばならなかった
サクラ … サクラ … サクラ …
あたしは サクラ が キライです
彼ら を 脅かす 花酔いの波 が キライです
うす紅色 が あまり に も うつ くしすぎるから …
ささ くれだった こころ が そう 叫んでしまうのです
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