ウンチ くんの話




とっても 大き なウンチ くんだけど …
とっても ワイルドなウンチ くんだけど …
ホントは とっても 怖がりで 不器用なヤツなんだ

ウンチ くんは 人間がキライだ
人のすがたが見えるだけで 隠れてしまうんだ
ウンチ くんは 猫のくせに 猫がキライだ
人(猫)見知りというか …  気むずかしいというか …
唯一 ココロを許せるのは 相棒のクロと
外人墓地の仲間たちだけなんだ

ウンチ くん …  名前を呼べば 応えてくれる
ちょっぴり 面倒くさそうに のらり く らりと、腰をあげる
だが 不意に この手を 伸ばせば
ビリビリと、走る緊張感に 暗い過去を 忍ばせた

決して ゆるぐことのない わずか指先一本の距離 …
あたしが もどかしげにしていると
クロが ちょっと 大袈裟に 甘えてみせるんだ
彼は 不思議そうに 眺めていたよ
でも ちょっぴり 羨んでいるようにも思えた
そんな彼が 愛しくて 切なくて ぎゅっと、抱きしめたかった

だが 焦るまい 焦るまい こんな関係も わるくはないさ!
彼は 悪しき 想いを 抱かぬ限り 共に過ごすことを 許してくれる
ハナちょんのご挨拶だって
ちょっと、ビビリ ながらもしてくれる
好物のロース トビーフだって そろり そろりと、
手の平から 受け取ってくれるように なったんだ

いつの日か いつの日か …
彼は ココロに 誓った あたしの想い人(猫)である
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