三の月が暮れるころ
ウンチ くんは ちょっとずつ
外人墓地から 離れるようになった

いったい どこへ ゆくん?
クロを 待たなくても いいの?
それとも クロのところへ ゆこうとしているん?

長く ゆるやかな坂道をのぼり
通路を横切って 更に 真っ直ぐに 進んでゆく

恐々と、やって来た 大きなウンチ くんに
大人しいポチが 好意的に 接してくれた
ひとり ぼっちのウンチ くん
猫ギライの彼も この時ばかりは
さ すがに うれしそうだった

だが 他の仲間たちが 彼を 歓迎するはずもなく
不器用な彼は 束の間の温もり を 惜しむように
外人墓地へと、 もどっていた
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