平成14年4月14日 …
哀しみ色の一葉を 最後に
ウンチ くんは あたしの前から 消えてしまった

きっと すぐに 逢えるさ …
きっと クロと 一緒に もどってくるさ …
ココに 来れば いつだって
ふたり は 共に 迎えてくれるはずなんだ

だが どんなに しがみついても
どれほど 手繰り よせても
すべてが 永遠であるはずがなかった

再び じりじりと、狂い唸る太陽が
逃避の誘惑に満ちた 真夏の空に 揺らいでいた
白い墓標たちの哀しい沈黙 …
うつ くしかった 外人墓地が 朽ちて見えた
彼らの居ぬ 外人墓地が 無意味に 思えた
今は もう 誰とて 居つ く 者などいない

それは うつくしさ に 惑う 真のすがたのだろうか
彼らにとって ココは 決して 安住の地ではなく
苦行を 科せられし者たちの修行の場であったのかもしれない

ならば 今 彼らは 苦行を 解かれ
自由を 手にしたのかもしれない
だって 自分という人間を こんなにも幸せにしたのだから …

ウンチ くん と クロ …
彼らは たまらなくステキで 本当に 不思議な猫たちだった
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