2001/10
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駆け足でめぐる 季節の中で
交差する 出逢い と 別れ …
見えない明日への苛立ちが
幾つもの哀しみを 重ねた 残されし者の影を
ゆらゆらと、いたずらに 揺らしていた
アカチビが … 旅立っていた
チビの仔猫たちも ひとり立ち間もなくして
すがたを 消してしまった
そして チビまでもが 赤く 染まる外人墓地を 後にした
ウンチ くん と クロ …
ふたりぼっちの外人墓地 …
ゆかいな仲間たちは もう いない …
どこまでも 遠ざかる お 陽さ ま 恋しやと
ココロが ぽろり ぽろりと、泣いている
あたしは いったい あと 幾度の季節を
彼らと 過ごすことが出来るのだろうか …
呼び醒まされた 現実に 何度なく 考えさせれた
哀しい秋の暮れだった
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